金メダル

2015年9月20日

8/22から9日間、北京で世界陸上が開催されました。テレビでご覧になった方も多いと思います。
男女合わせて26種目の競技が行われました。
今回私が一番すごいと思ったのは十種競技です。
十種競技は2日間に渡って行われ、1日目が100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、2日目は110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500mを競います。
走ったり投げたり跳んだりと忙しく、また1日に4回も5回も競技を行う種目は他にありません。バランスのとれた高い身体能力を問われる競技です。そこがすごいと思いました。
この競技で金メダルに輝いたのは自分の持つ世界記録を更新し勝利したアメリカのアシュトン・イートン選手。100mを10.23秒で走り、やりを63.63m投げます。ギリシャ神話から抜け出てきたような均整のとれた体格の選手でした。
他にもたくさんの競技を観て、どれも感動しました。みんなこの日のために苦しい練習を重ね、最高の結果をだそうと努力します。入賞はできなかったけど、日本記録を更新した女子4×400mリレーの選手たちの笑顔はとても嬉しそうで素敵でした。
陸上競技は分かりやすいです。時間や距離、高さなど明確に結果がでます。それによって結果の良し悪しが判断できます。次の目標ができます。
それに比べて清掃は分かり辛いです。
清掃のゴールは「きれい」にすることです。でも人によって「きれい」の判断は変わります。とても曖昧です。なので行き着くところがありません。もしゴールがあるとすればお客様から「ありがとう」と言われる地点かもしれません。この「ありがとう」が清掃の「金メダル」だと思います。
大和ライフネクストではマンションの管理組合総会の開催月に理事のみなさんにアンケートをお願いしています。そのアンケートには日常清掃、定期清掃についての質問もあります。
アンケートにはコメント欄があり様々なご意見を頂戴します。お褒めや感謝の言葉も多くあります。まさにこれが「金メダル」です。
今回は昨年の6月から今年の5月までの1年間に頂戴した「金メダル」をご紹介します。そして今後順次このピッカピカで紹介していきます。金メダルを貰ったみなさん、おめでとうございます。そしてありがとうございます。アンケートはすべてのお客様から返るわけでなく、また必ずコメントを頂けるわけでもありませんが、これからも沢山の「金メダル」を頂けるよう頑張りたいと思います。

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涼を楽しむ

2015年8月27日

みなさんこんにちは
暑い日が続いています。熱中症には十分気をつけてください。
昔クーラーのない頃、日本人は暑さをしのぐために様々な工夫をしてきました。
打ち水、風鈴、うちわ、縁台で夕涼み、すだれ、金魚、など五感で「涼しさ」を感じる日本ならではの夏の過ごし方がありました。
先日私は涼を求めてかき氷を食べに行きました。
場所は台東区谷中。「ひみつ堂」という店です。
日本には天然氷を製造する氷室が現在5軒しかありません。
天然氷とは冬の間池に張った氷のことで氷室で夏まで保管します。
「ひみつ堂」は日光の「三つ星氷室」の天然氷を買い上げてかき氷を提供している店です。
店に入るとシャカシャカと透明な氷を昔ながらの手動のかき氷機で削る音が聞こえます。
私が頼んだのは「生メロンミルク氷」。ほわっとした軽い氷を口に入れると、瞬間冷たさを感じ、氷は一瞬で消えます。そして冷たい甘さが口に残ります。とても繊細な氷に感動しました。天然氷は頭がキーンとならないと聞いていましたがその通りで、一気に食べ終えても頭は痛くありません。食べ終わる頃には体が冷やされ、まさに涼を楽しむことができました。私には数十年ぶりのかき氷でしたが、涼しくて美味しい体験ができました。

生メロンミルク氷

 

話かわって、先日いつものように突然にマンションを訪ねました。今回は梶が谷です。
エントランス前に鉄道ちりとりと箒がそれはそれは丁寧に置かれていました。
おっすごい!と思わず写真を撮ってしまいました。
このマンションを訪ねたのは、お客様アンケートで二人の方から回答がありお褒めのコメントを頂いたからです。
「細部まで気配りの行き届いた作業行って頂いており大変満足しております。」
「当マンションが出来た時からの担当者で変わる事のない清掃作業への誠実な取組みは、完璧であり深く感謝申し上げております。当マンションも清掃スタッフとして将来も変える事のない様お願いします。」
とても嬉しいコメントです。そこでこのマンションのクリーンスタッフさんにこのアンケートの結果をお伝えしたいと思い訪ねたのでした。
そしてマンションに到着し冒頭の道具の置き方に出会ったのでした。
建物の清掃状況はどんなかなと期待して館内を巡回すると・・・。
期待通りでした。
綺麗です。細部にまで気持ちが行き届いているのが分かります。
巡回した後クリーンスタッフさんとお話しをしました。
どうしてこんなに丁寧に道具を置いているのですか?と聞くと、
ピッカピカ6月号の「道具の扱い」を読んで、私も丁寧に道具を扱おうと思いました。とのことでした。
ピッカピカを読んで、ちゃんと受け止めてくれる人がいて嬉しいです。
「建物も細部まで気持ちが行き届いていてとても綺麗です」と話すと、「まだまだできていないことが多くて申し訳ないです」と謙虚な答えが返ってきました。
なるほど。
マンションが綺麗に維持できているのは、自分の仕事を振り返り、不足はないかと気を配り続けているからなのだと知りました。
この日もとても嬉しい気持ちでマンションを後にすることが出来ました。

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一生働ける職場と一生働きたい職場

2015年7月30日

みなさん、先日エリア会でご覧頂いたウィズのプロモーションビデオを覚えていますか?
ご覧頂いていない方はホームページで見れますので是非ご覧ください。
出演したみんなの笑顔が素敵で泣けます。
今回はそのビデオ製作をお願いした映像作家であり小説家の竹之内響介さんのコラムを紹介します。

毎日新聞社のあるパレスサイドビルの地下に、腰が90度まがったおじいさんが働いている洋食屋さんがあります。ビルで働く人の話によれば、若いころは厨房に立ってフライパンを振っていたそうで、今は食器を下げたり、レジに立ったり(というよりつかまっている)ですが、きっとこの店の主に違いありません。こうした店の常として、やたら元気なおばさんたちがきりもりしており、味も雰囲気もまさに昭和のまま。店名は「タカサゴ」。ボリューム満点でお昼は満席。おじいさんの姿も隠れがちです。一生働ける職場があるのは幸せなことです。それにしてもどうやって竹橋まで通っているのだろう。話を聞いたらきっと面白いんだろうなぁ。

 

このコラムにある「一生働ける職場」に気を引かれたのでご紹介しました。

先日、神奈川の現場を訪問した際、Oさんにお会いしました。
なんとOさんはそろそろ勤続20年で入社以来同じ現場で働いているそうです。前職も同じように別の会社で清掃をやっていたそうですが長続きしなかったそうです。「清掃が好きで、お客様も良い方ばかりなのでここはとても良い職場です。」とおっしゃっていました。
Oさんにとってこの現場は一生働きたい職場なのだと思います。
この仕事が好きで、綺麗にするからお客様も喜んでくれて気を使ってくれる。お互い良好な関係が築けているのだと思います。だからこそ一生働きたい職場になるのでしょう。
ウィズでは80歳になる人も働いています。「一生働ける職場」に近づいてきました。
「一生働ける職場」が「一生働きたい職場」であるといいですね。

~それから~
「パレスサイドビルに来て40年、その前は神田橋で店をやっていた。」と腰の曲がったおじいさんは言っていました。

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