モチベーション

2017年6月3日

今年になって二人のスポーツ選手の引退が世間の注目を浴びました。フィギュアスケートの浅田真央さんとゴルフの宮里藍さんです。浅田真央さんは5歳の時からスケートを始め現在27歳。引退のきっかけは昨年末の全日本選手権。12位に終わり「もういいんじゃないかな」と思ったそうです。宮里藍さんは4歳でゴルフを始め現在32歳。先日今季で引退するとの発表がありました。理由は、限界を感じ「モチベーションの維持が難しくなった」とのことです。二人とも小さい時から、技を磨き、体力を鍛え、精神力を養い、そして試合に勝つことを目標として頑張ってきました。でもついに競技を続けるモチベーションが維持できなくなり引退を決意しました。モチベーションとは物事を行うにあたっての意欲(やるき)や動機づけといった意味で使われる言葉です。そして二つの要因から成り立ちます。一つは「動因」(ドライブ)という人の内面から行動を引き起こすもので、「練習して上手になるのが嬉しい」といった気持ちです。もう一つは「誘引」(インセンティブ)といい人の外側から行動を誘発させるもので「優勝したら金メダルが貰える」といった気持ちです。私たちの仕事に対するモチベーションは何でしょうか。実はスポーツ選手と結構似ているのかなと思います。清掃の技を磨き、清掃を通じて精神力を養い(清掃は修行のひとつです)、結果として体力もつきます。そしてお客様から「ありがとう」の金メダルを頂くために日々頑張るのです。先日、あるマンションを訪ねました。すでに担当のクリーンスタッフさんは帰った後のようでしたが、外廊下に立って見ると空間に凛とした雰囲気を感じました。古いマンションですが隅々まで手が行き届いており清掃が終わったあとの清々しさがありました。担当している方のモチベーションの高さを感じました。浅田真央さんも宮里藍さんもそして廊下の手摺も輝いています。

ピッカピカの手摺

 

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花やしき

2017年5月1日

今年もキックオフや4回にわたるエリア会を無事終えてほっと一息ついた頃にゴールデンウィークに突入しました。とはいえウィズは暦通りの休みですし、休日や祝日に出勤の方も大勢いますのでなかなか長期休暇がとれないのが現実です。私はといいますと何も予定してなかったのですが天気も良いので久しぶりに遊園地に行きました。小学生の頃は練馬区に住んでいたこともあり遊園地といえば「豊島園」でしたが、今回目指したのは浅草の「花やしき」です。初体験です。「花やしき」は1853年(嘉永6年)開園で、日本最古の遊園地とされています。最初は文字通り牡丹と菊を展示する植物園だったそうです。  さて、急ぐこともないと思い朝ゆるゆると用意をし、浅草に付いた時は既に昼。浅草の街は人であふれ返っています。どこに入るにも並んでいて街全体が遊園地化しています。外国の観光客のほうが日本人より多いようです。窓で布団を干しているホテルを見かけました。ほかほかの布団で観光客をおもてなしです。腹がへっては戦はできぬので、まずは昼ごはん。昔一度入ったことのある明治二十年創業の天麩羅屋を目指しました。店に入るまで40分待ちです。頂いたのはごま油で揚げた海老天の乗った天丼。色は濃いのですが味はしつこくなく後を引く美味しさでした。満足して店を出、いよいよ「花やしき」に向かいます。入園料の千円を払い中に入ると・・・。人、人、人、で隙間がありません。日本最古のジェットコースターは120分待ち。驚きました。この人口密度はディズニーランドを優に超えています。乗り物に乗るのはさっさとあきらめ、とりあえず園内を一周。人を掻き分け歩くと、なんと10分もしないうちに一周してしまいました。この遊園地は小さいのです。面積は5,800㎡でディズニーランドの1/80程度の広さです。でも遊んでいる子供たちはとても楽しそうです。乗り物を待つことも苦になりません。「お父さん、次は何に乗る?」嬉しそうな声が聞こえます。小さい頃、遊園地という夢の国で遊んだ楽しい気持ちを私も思い出しました。遊園地は居るだけで楽しいのです。元気をもらえます。しばらくふらふらと園内を歩き回って雰囲気を楽しみましたが、結局、何も乗らず、何も食べず、何も買わずに「花やしき」を後にしました。総出費千円です。懐かしい気持ちと元気を分けてもらって千円は安いと思いました。さていつもはここから仕事のことに話題を変えるのですが、今月はこれで終わりです。これから暑い夏、その前にうっとうしい梅雨が来ます。みなさん季節の変化に負けないよう健康に気をつけてお仕事よろしくお願いします。

花やしき

 

 

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視線を上げると

2017年3月1日

みなさんこんにちは

この記事を読む頃には桜の花が咲き始めていると思います。東京での満開は3/31頃と聞きました。この時期はみんな空を見上げています。花びらのほのかな桜色とその隙間から見える青空のコントラストは毎年見飽きません。また今年も花見が楽しみです。いきなり話が変わりますが、その花びらの隙間から見える空の彼方、水瓶座の方向39光年先で地球によく似た7つの太陽系外惑星が発見されたことをニュースで知りました。39光年とは意外に近いです。距離にすると368兆9400億km、地球を92億2428万回周る近さです。惑星を抱える恒星の名前は「トラピスト1」。惑星の大きさは地球とほぼ同じで、少なくとも3つの惑星には海があり、水が液体の状態で存在する可能性があるとのこと。水があれば地球外生命の存在も期待できます。「トラピスト1」はまだ若い恒星なのであと10兆年くらいは生命が進化する時間があるそうです。途方もない時間ですがわくわくしませんか?桜の花びらの先に地球外生命の存在。春は新しい事を期待させます。

さて、マンションを訪問したとき、私はなるべく視線を上げて清掃状況を見るようにしています。私たちが清掃を行うとき床が中心になりますので、どうしても下を向くことになります。でもお客様は前を向いて歩いていますので壁や照明器具の汚れも気になります。そこで私もお客様の立場になって清掃の状況を見るように心がけています。先日、あるマンションに行ったとき、エレベーターに乗ると、自分の目の位置にあるステンレス枠がとてもピカピカになっていることに気づきました。視線を上に上げていってもどこまでもピカピカでした。古いマンションなのにこれは気持ちがいい。「いつも綺麗にしてくれてありがとう」とお客様がアンケートに答えてくださるような状態でした。これからの季節、風も強くなり砂埃も多くなるので、ついつい床を綺麗にすることに一生懸命になります。でも時にはお客様の視点にたって壁や天井などの高い位置に気になる汚れがないかチェックすることも大切です。

NASA・カリフォルニア工科大提供

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