涼を楽しむ
みなさんこんにちは
暑い日が続いています。熱中症には十分気をつけてください。
昔クーラーのない頃、日本人は暑さをしのぐために様々な工夫をしてきました。
打ち水、風鈴、うちわ、縁台で夕涼み、すだれ、金魚、など五感で「涼しさ」を感じる日本ならではの夏の過ごし方がありました。
先日私は涼を求めてかき氷を食べに行きました。
場所は台東区谷中。「ひみつ堂」という店です。
日本には天然氷を製造する氷室が現在5軒しかありません。
天然氷とは冬の間池に張った氷のことで氷室で夏まで保管します。
「ひみつ堂」は日光の「三つ星氷室」の天然氷を買い上げてかき氷を提供している店です。
店に入るとシャカシャカと透明な氷を昔ながらの手動のかき氷機で削る音が聞こえます。
私が頼んだのは「生メロンミルク氷」。ほわっとした軽い氷を口に入れると、瞬間冷たさを感じ、氷は一瞬で消えます。そして冷たい甘さが口に残ります。とても繊細な氷に感動しました。天然氷は頭がキーンとならないと聞いていましたがその通りで、一気に食べ終えても頭は痛くありません。食べ終わる頃には体が冷やされ、まさに涼を楽しむことができました。私には数十年ぶりのかき氷でしたが、涼しくて美味しい体験ができました。
話かわって、先日いつものように突然にマンションを訪ねました。今回は梶が谷です。
エントランス前に鉄道ちりとりと箒がそれはそれは丁寧に置かれていました。
おっすごい!と思わず写真を撮ってしまいました。
このマンションを訪ねたのは、お客様アンケートで二人の方から回答がありお褒めのコメントを頂いたからです。
「細部まで気配りの行き届いた作業行って頂いており大変満足しております。」
「当マンションが出来た時からの担当者で変わる事のない清掃作業への誠実な取組みは、完璧であり深く感謝申し上げております。当マンションも清掃スタッフとして将来も変える事のない様お願いします。」
とても嬉しいコメントです。そこでこのマンションのクリーンスタッフさんにこのアンケートの結果をお伝えしたいと思い訪ねたのでした。
そしてマンションに到着し冒頭の道具の置き方に出会ったのでした。
建物の清掃状況はどんなかなと期待して館内を巡回すると・・・。
期待通りでした。
綺麗です。細部にまで気持ちが行き届いているのが分かります。
巡回した後クリーンスタッフさんとお話しをしました。
どうしてこんなに丁寧に道具を置いているのですか?と聞くと、
ピッカピカ6月号の「道具の扱い」を読んで、私も丁寧に道具を扱おうと思いました。とのことでした。
ピッカピカを読んで、ちゃんと受け止めてくれる人がいて嬉しいです。
「建物も細部まで気持ちが行き届いていてとても綺麗です」と話すと、「まだまだできていないことが多くて申し訳ないです」と謙虚な答えが返ってきました。
なるほど。
マンションが綺麗に維持できているのは、自分の仕事を振り返り、不足はないかと気を配り続けているからなのだと知りました。
この日もとても嬉しい気持ちでマンションを後にすることが出来ました。