時間の流れ
地球の地下深くには微生物が生息しているそうです。地下2000m位の、水や栄養が極端に少ない環境でも生きているそうです。新陳代謝を抑えるために数千年から数万年に一度だけ細胞分裂を行う微生物もいるそうです。そんなに長く生きている生物がいると知った時、自分の尺度とは全く異なる時間の長さを思いました。私たちの身近に居る犬や猫の寿命は15年くらい。人より寿命が短い分、成長や老化も速く進みます。彼らは時間の流れどのように感じているのでしょう?私たち人間は過ごし方によって時間の流れの感じ方が変わります。楽しい時間はあっと言う間に過ぎ、待っている時は遅く感じます。びっくりすると時間の流れは止まります。時間は相対的に流れているようです。子供の頃は時間の流れが遅かったように思います。今は一年があっという間です。毎年どんどん速くなっていくように感じます。これには理由があるそうです。子供の頃はたくさんのことに関心を持ち心がときめくので時間が記憶に刻まれ長く感じるのだそうです。それに対して大人は周囲に関心が薄く時間が記憶されないため流れを速く感じるのだそうです。もしかすると大人になっても周囲に関心をもって遊んでいる犬の方が、人間よりたくさんの時間を記憶し長い一生を過ごしているのかもしれません。あっという間に過ぎる時間と振り返ると長く感じる時間。時間の感じ方は様々です。できれば私も「この一年は色んなことがあって長かったな」と思えるようにしたいと思います。
みなさんは時間の流れをどのように感じていますか?光陰矢の如しとも言います。仕事もプライベートも充実させて一日一日を大切に過ごしてください。
「笑顔で挨拶」もお忘れなく。
江戸時代の和時計
一日が24時間になったのは明治以降のことです。江戸時代までは不定時法といって、昼と夜をそれぞれ6刻に区切って時間を管理していました。したがって、昼間の1刻は夏の方が冬より長いことになります。日の出とともに起きて、日が沈むと一日が終わる。季節に応じて一日の長さが変わるのは今より人間らしい生活だったように思えます。