コオロギとミドリムシ

「コオロギとミドリムシ」、何のことか分かりますか?先日新聞を読んでいたら二つの記事が載っていました。
コオロギとはあの秋に鳴く虫のことです。将来の食料危機を回避するためにコオロギを食料として飼育している会社があるそうです。栄養価は牛肉と同じで飼育コストは1/10位なので、「コオロギこそが食料危機の救世主」なのだそうです。美味しいのかな?油で揚げてホットドックに挟んで食べているようです。
ミドリムシは小さな藻類の一種です。このミドリムシから絞った油でジェット燃料を作る会社があるそうです。2020年には実用化できるとか。ミドリムシがジェット機を飛ばすなんて想像できません。
世の中の技術は飛躍的に進歩しています。
20年以内には日本で働く人の仕事の49%は人口知能やロボットで代替できるようになるそうです。私たちの清掃は進歩しているのでしょうか。奈良時代には「ハク」「ハラウ」「ハタク」の清掃用語が使われていました。道具の形は今の竹箒そのものです。
ということは清掃道具は進歩していない?そんなことはありません。良いものは普遍で変わりませんが、新たな道具もできています。
先日私は東京ビックサイトにメンテナンス展を見に行きました。様々な新しい清掃道具が展示されていました。中でも注目したのが「窓ふきロボット」です。磁石でガラスの両面を挟み込みながら自動で縦横に動き清掃をします。「なんて無精なんだ!」が私の感想です。窓ガラスくらい自分で拭いてもさほど時間はかからないのに。でもこの発想が大切なのだと思います。「めんどくさい」が新たな知恵に繋がります。
みなさんも日頃仕事をしていて「もっと簡単な掃除方法ないかなぁ、この場所は掃除しにくいなぁ」と思うことはありませんか?必要は発明の母です。良い案があったら教えてください。清掃業も変わっていかなければなりません。新しい掃除道具を発明して、新案特許を取って、販売して億万長者になる。みたいな初夢が見たいと思います。
今年一年ありがとうございました。良い年をお迎えください。

窓拭きロボット