やる気スイッチ
1997年6月号のピッカピカに「モチベーション」というタイトルの記事を掲載しました。当時フィギュアスケートの浅田真央さんとゴルフの宮里藍さんがモチベーションを維持できなくなったので引退を決意したという内容です。モチベーションとは物事を行うにあたっての意欲(やる気)や動機づけといった意味を持つ言葉です。今、スポーツ選手達は活躍の場を失っています。中・高校生は総合体育大会が中止になりました。頂点に立つのはほんの一握りの人ですが、それを目指して何万人という生徒が頑張ってきました。みんな目標を失い落胆しています。そんな生徒たちに陸上男子100mの日本記録を持つサニブラウン・ハキーム選手はオンラインで「新たな目標を持って頑張って欲しい」とエールを送っているそうです。自らも練習できず大会にも出場できない状態のなかで他人を思いやれることは素晴らしいと思います。
「コロナウイルスにもし目的があるとすれば、それは恐怖心を煽ることを武器に、人々を分断させ、その関係性を低くし生きるモチベーションを下げることにある」との話を聞きました。若者たちには、そんなコロナの目的を達成させることなく、もう一度新たな目標を見つけ自分のやる気スイッチを押して頑張って欲しいと願います。
ウィズではこの春、新人を2名迎えることが出来ました。「コロナなんか関係ない」と言わんばかりに新鮮な気持ちとやる気をもって頑張ってくれています。やる気スイッチ全開です。これからが楽しみです。
ところで、緊急事態宣言解除後の休日、散歩に出かけました。目的地は深大寺。深大寺は調布市にあり奈良時代(733年)に建てられたとされる古いお寺です。国宝の銅造釈迦如来倚像があり、湧き水が豊かで「深大寺蕎麦」が有名です。子供の頃も近くに住んでいたので私にはなじみのある場所です。元三大師堂にお参りをし厄除けのお札をいただいて帰ろうと思ったのですが、寺は閉まっておりお参りはできませんでした。人影もまばらで土産物屋も閉まっています。でも青空が広がり、木々の緑がまぶしく、久しぶりに新鮮な気持ちになれました。今、世の中ではみんなが新たな生活スタイルを模索し経済の回復を目指しています。私も注意は怠らず活動したいと思います。やる気が湧いてきます。