「老い」は遠くなりにけり

今年も梅が綺麗に咲きました。私は梅が好きで、この季節になると散歩がてら梅の香を嗅ぎに行きます。木(種類?)によって香が異なるので一本一本嗅ぎまわるのが好きです。
今年も梅を探して歩き回りました。
最近散歩をしていて小さな子供を見かけるとついつい微笑んでしまいます。
とくにお母さんお父さんと一緒によちよち歩いている子供を見かけるととても愛おしく感じます。不思議です。私は29歳の時に長男が生まれたのですが、当時は自分が親になった気がしませんでした。親としての自覚が出来たのは40歳頃でした。ところが最近は子供を見ると無性に愛おしく感じるのです。年を取ったせいでしょうか?今、私は55歳です。昭和であればサラリーマンの定年です。江戸時代であればすでに隠居生活を送っています。しかし現在ではまだまだ老けるには早い年齢です。特に最近世の中では体力年齢の若返りが顕著のようです。先日、日本老年学会と日本老年医学会が、現在は「65歳以上」とされる高齢者の定義を「75歳以上」に引き上げるべきだとする国への提言を発表しました。心身が健康な高年齢者が増えたためで、65~74歳は「准高齢者」とし、社会の支え手として捉え直すべきだとしています。医療の進歩や健康意識の高まりで現在の高齢者は10~20年前に比べ5~10歳若返った状態にあるのだそうです。大和ライフウィズに入社する人の平均年齢も5年前は61歳だったのが最近は66歳であり5年間で5歳延びました。70歳代の方は200名以上います。もしかすると大和ライフウィズは世の中の先端を行っているのかもしれません。私が高齢者になるまであと20年。どんどん「高齢」が遠のくようです。そういえばこんな言葉を思い出しました。
「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ。(渋沢栄一)」
「そろそろ孫の顔が見たい」なんて言っている場合ではなさそうです。子供たちの明るい未来のためにも頑張らねばなりません。
みなさん、まだまだ寒い日が続きます。体をご自愛ください。

 

湯島天神