雛祭り
今日は3月3日の雛祭りです。私の家族は男所帯なので雛祭りとは無縁ですが、街を歩くと店に飾られた華やかな雛飾りに思わず目が止まります。「娘がいたらなぁ」と思います。この雛祭りの由縁は、古代中国から伝わった「上巳の節句」(じょうしのせっく)が始まりだそうです。祓(はらえ)の道具としての人形(ひとがた)に、不浄を託して川や海に流して災厄を祓う風習だそうです。一方「ひひな遊び」という人形遊びがあり、「ひとがた」と「ひひな」が結びついて、娘の健康と幸せを願う現代の「お雛さま」が生まれたとのことです。
今、世の中は新型コロナウイルスの脅威にさらされています。みなさんも手洗いやうがいなどの予防を行っていると思います。目には見えないものですから、どこにウイルスがあるのか分かりません。感染者が増えているので、自分も感染してはいないかと不安になります。日々の報道に戦々恐々とします。でもひとりひとりが予防を心がけていれば、今年はインフルエンザの流行が抑えられたように、いずれ新型コロナウイルスも収束すると信じます。
さて、みなさんの周りには普段ほかにも脅威があることをご存じでしょうか?それはケガです。自宅や通勤途上、仕事中に発生するケガです。その大部分はつまづいての転倒です。いつもの慣れた場所での転倒が多いようです。ちょっとした段差につまづきます。段差がなくても転倒します。転倒すると骨折に結びつきます。骨折すると仕事を休まざるを得なくなります。ウィズでは毎年ケガで仕事を休む人がいます。昨年の発生率は日本での新型コロナウイルスの感染率の約2000倍も高いのです。ウイルスは目に見えないので脅威ですが、実は見えている段差も怖いのです。慣れや油断が怖いのです。みなさん、新型コロナウィルスへの予防を心がけるのと同様に、ケガをしないように注意することも心がけてください。
「お雛さま」にみなさんの健康をお願いします。