2018年明けましておめでとうございます

みなさん正月はゆっくり休めましたでしょうか。私は今年も家族と一緒に実家で正月を過ごすことが出来ました。三社参りをし、雑煮や角煮を食べ父と屠蘇を傾けた穏やかな正月でした。

でも我が家と違い世の中は凄いスピードで変わりつつあります。今は人不足に悩まされている企業が多い状況ですが、一方でそれを補うためにAI(人工知能)やロボットが人に代わって仕事をするようになってきたのも事実です。そんな変化の中で私たちはどこに行くのでしょうか?

・2045年にシンギュラティが到来します。AI(人工知能)が人間の知能を越える日のことです。昔、宇宙船の頭脳であるHAL9000というコンピューターが自我に目覚め暴走を始める「2001年宇宙の旅」という映画がありました。SFの世界だと思っていた事が現実になりつつあります。

・10年から20年後には日本の労働力の約50%がAIやロボットに置き換わるという野村総研とオックスフォード大学の研究発表がありました。

・日本の政府は2030年を目途にAIを使い物流分野完全無人化の工程表を作りました。

・大成建設はAIを搭載した建設機械を開発し2025年にロボットだけで施工できる現場を作り出すと発表しました。

・三菱東京UFJ銀行を始め大手都市銀行はRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)の導入により1万人規模の人員削減を目標としています。

・コンビニのミニストップは2019年度までに「セミセルフレジ」の導入で2~3割の効率化を図り人員不足に対応する方針です。すでにスーパーでは無人レジが導入されています。

このように様々な業種で無人化への取り組みが進んでいます。

人工知能(AI)やロボットは疲れを知りません。24時間働けます。間違えません。定型化された仕事であれば人間はロボットにかないません。効率化やスピードや正確性が持ち味です。それに対し人間はどうでしょうか。人間は「ぬくもり」「やさしさ」「気遣い」「ふれあい」などの心の温かさや人との交流が持ち味です。

私たちのお客様はどちらを求めているのでしょうか。アンケートのコメントにはたくさんの「ありがとう」が書かれています。その内容には「きれい」は勿論ですが「気持ちの良い挨拶や気遣い」に代表されるみなさんとのふれあいについて感謝の言葉が多く見られます。私たちにはロボットにない人間味があります。冒頭の命題である「私たちはどこに行くのか?」ですが、私たちはどこにも行きません。お客様と共に居ます。私たちが定型化された単なる作業としての清掃を行うのではなく、ロボットにない人間らしい暖かさ(サービス)を提供し続けている限り私たちの仕事はお客様から必要とされ続けると信じています。

「ウィズらしさ」を求めながら、お客様から「さすがウィズさん」といわれる仕事を目指して今年一年も一緒に頑張りましょう。よろしくお願い致します。

近所の神社へ初詣