花やしき
今年もキックオフや4回にわたるエリア会を無事終えてほっと一息ついた頃にゴールデンウィークに突入しました。とはいえウィズは暦通りの休みですし、休日や祝日に出勤の方も大勢いますのでなかなか長期休暇がとれないのが現実です。私はといいますと何も予定してなかったのですが天気も良いので久しぶりに遊園地に行きました。小学生の頃は練馬区に住んでいたこともあり遊園地といえば「豊島園」でしたが、今回目指したのは浅草の「花やしき」です。初体験です。「花やしき」は1853年(嘉永6年)開園で、日本最古の遊園地とされています。最初は文字通り牡丹と菊を展示する植物園だったそうです。 さて、急ぐこともないと思い朝ゆるゆると用意をし、浅草に付いた時は既に昼。浅草の街は人であふれ返っています。どこに入るにも並んでいて街全体が遊園地化しています。外国の観光客のほうが日本人より多いようです。窓で布団を干しているホテルを見かけました。ほかほかの布団で観光客をおもてなしです。腹がへっては戦はできぬので、まずは昼ごはん。昔一度入ったことのある明治二十年創業の天麩羅屋を目指しました。店に入るまで40分待ちです。頂いたのはごま油で揚げた海老天の乗った天丼。色は濃いのですが味はしつこくなく後を引く美味しさでした。満足して店を出、いよいよ「花やしき」に向かいます。入園料の千円を払い中に入ると・・・。人、人、人、で隙間がありません。日本最古のジェットコースターは120分待ち。驚きました。この人口密度はディズニーランドを優に超えています。乗り物に乗るのはさっさとあきらめ、とりあえず園内を一周。人を掻き分け歩くと、なんと10分もしないうちに一周してしまいました。この遊園地は小さいのです。面積は5,800㎡でディズニーランドの1/80程度の広さです。でも遊んでいる子供たちはとても楽しそうです。乗り物を待つことも苦になりません。「お父さん、次は何に乗る?」嬉しそうな声が聞こえます。小さい頃、遊園地という夢の国で遊んだ楽しい気持ちを私も思い出しました。遊園地は居るだけで楽しいのです。元気をもらえます。しばらくふらふらと園内を歩き回って雰囲気を楽しみましたが、結局、何も乗らず、何も食べず、何も買わずに「花やしき」を後にしました。総出費千円です。懐かしい気持ちと元気を分けてもらって千円は安いと思いました。さていつもはここから仕事のことに話題を変えるのですが、今月はこれで終わりです。これから暑い夏、その前にうっとうしい梅雨が来ます。みなさん季節の変化に負けないよう健康に気をつけてお仕事よろしくお願いします。